Sift 概要

Siftとは

Siftは、AIを用いて取引のリスクをスコアにより判定するサービスです。
従来手動で行っていた不正防止ルールのチューニングをAIが担うことで、コスト・運用負荷を抑え、不審な取引を見分けることが可能です。

フローの説明

  1. 購入時顧客情報を入力
  2. 検知用データを送付
  3. 検知用データを連携
  4. スコア返却
  5. スコア返却
  6. 結果を元に商品発送を判断
  7. 判断結果や不正情報を連携
  8. 判断結果を連携

イベント一覧

イベント 説明
$create_order 決済前にスコア判定を行います。
スコア判定の精度向上の為、$transactionとセットで実施してください。
$transaction 決済後にスコア判定を行います。
スコア判定の精度向上の為、$create_orderとセットで実施してください。
$chargeback チャージバック情報をSiftに登録します。
$transactionイベントを行った上で実施してください。
※$transactionイベントを行っていない場合、データの紐付けが正常にされません。
スコア判定の精度を向上させるためには、$decisionを実施する必要があります。
クレジットカード決済包括加盟店様の場合、弊社がカード会社から受領したチャージバックデータを基に$chargebackをSiftへ自動連携します。(注意事項 参照)
$decision 取引の判断結果をSiftに登録します。
スコア判定の精度向上の為に使用します。
怪しいユーザや注文データのフィードバック数を増やすことでスコア判定の精度が向上します。
Siftコンソール画面にて不正取引の追跡を行うことができるようになります。
・Looks Bad(怪しい取引)としてお送りいただく対象
- チャージバックが発生した取引
- 明らかに怪しい配送先住所や電話番号での取引
- 過去の履歴から明らかに不正と分かっているユーザ 等
・Looks OK(信頼できる取引)としてお送りいただ<対象>
- 本人確認等で正規ユーザとして確認が取れている取引
- 一定のスコア以下の取引 等
クレジットカード決済包括加盟店様の場合、弊社がカード会社から受領したチャージバックデータを基に$decisionをSiftへ自動連携します。(注意事項 参照)

注意事項

内容 説明
スコア照会可能期間 スコア判定後180日。
チャージバック情報連携($chargeback)可能期間 スコア判定後180日。
取引判断結果情報連携($decision)可能期間 スコア判定後180日。
1秒間のリクエスト数上限 1秒間にリクエスト可能な上限(レート上限)があります。
上限を超えたリクエストは「SI1000005」が返却されます。
レート上限数についてはSiftのAPIリファレンスをご参照ください。
APIの拡張子 APIの拡張子が.idPassの場合、単一項目のみ対応しています。
例えば複数商品情報を送信したい場合、APIの拡張子が.idPassの場合は一つの商品情報しか送信できないため、.jsonのご利用をご検討ください。
詳細は以下ページをご参照ください。
Sift API一覧
本番運用開始前の事前確認 本番運用を開始する前に、SiftのSandboxに接続しデータ連携に問題が無いか事前に確認する必要があります。
弊社テスト環境にてSift Sandboxへの接続設定を行ないますので、ご利用の際は弊社営業担当までお問い合わせください。
チャージバック情報($chargeback)、取引判断結果情報($decision)の自動連携 クレジットカード決済包括加盟店様の場合、弊社がカード会社から受領したチャージバックデータを基に$chargeback、$decisionをSiftへ自動連携しますので、加盟店様での実施は不要です。
ただし、以下条件を満たしている必要がありますのでご注意ください。
・決済前スコア判定($create_order)、決済後スコア判定($transaction)が行われている
・決済後スコア判定($transaction)でオーダーIDが指定されている(SiftオーダーIDのみ指定されている場合は対象となりません)
自動連携のDecisionIdは「gmopg_order_looks_bad_payment_abuse」です。